昨日は2つ嬉しいことがありました。
そのうちの1つはKindle写真集の原稿がほぼ合格を頂けたこと。写真の1枚と最後に添える日本語には若干の訂正がいるようですが、それだけ。あとは事務手続きさえきちんとできれば今月中にリリースできそうです♪
この、写真集出版を目的としたCRPのワークショップは、今振り返ってみると本当にお得なものでした。参加者は皆、横木氏の名を背負って写真集を出す(※ CRP自体が横木氏のレーベル)ので、必然的に(?!)クオリティーが一定以上になるまでご指導頂けることになります。しかも、参加者にはプロの写真家の方も相当数いらっしゃるので、その作品や、彼ら/彼女たちが横木氏に指導を受けている様子を横から見ているだけでも気づきや学びがあるのです。
強いて難を挙げるとすれば、自分ではいいと思って敢行しても「いや〜、これはなしだね」と却下されてしまうこともある点でしょうか。でもそれが逆に、普段自分が試みないことをやってみるきっかけとなったりもする。
私の場合、それは色でした。
もともと割と癖のない発色のカメラ×レンズで撮っていたこともあり、スタイルのニュートラルさを前面に出したいと思った私はあまり色を変えていなかったのです。でもやはり、時間や歴史を写真の内容に組み込むのなら、フィルム写真みたいだったりポラロイド写真みたいだったりする色調は、モノクロ写真同様、それ自体に時間論的意味がある。
すでに古びた様式は、それ自体でノスタルジーを伝えるメッセージになったりヴィンテージライクな価値を帯びたりし、ひいては、もうそこにはない瞬間―死せる時間―を半永久的に固着させるという写真の機能を上書きし、強調しているのではないでしょうか?
そして、メディア論的意義も。
アナログのものをデジタル化するのは現在アーカイヴ化の文脈で普通に行われていますが、デジタルにアナログの真似をさせるってどういうことだろう? Instagramを使っていてもいつも不思議ではありましたが、今回マニュアル(with Photoshop)でそれを試みてみると、ますます不思議で仕方なく思えてきました。
もう1つの嬉しいことは… Facebookの昨日付の投稿をご参照ください ;)