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Miho Yamazaki

未来へ落ちる


こんにちは、

ご無沙汰しております。

今日はこのblogとしては珍しく、本当にとめどないことを綴っていってしまいそうです。

熊本の震災の本震の日から88日の間は日常をひたすら写真に撮り続けようと決め、(1日だけどうしても時間が取れない日があったものの、その日を除いては)本当に毎日、ぐでぐでの日常をときに瑞々しく、ときに愛おしむように、そしてときたまSatieのグノシェンヌ的に撮り続けてきました。

昨日はその最後の日。

そしてその翌日にかつて住んでいた都市で痛ましい事件が起こってしまった。

安堵と緊張が同時に襲いかかる中、偶然休日だった私はFacebookやNews Picksに流れる情報をチェックしたり、Instagramに写真を上げつつ様々なことを回想したり。

とりあえず知人何名かは無事であることが確認でき少しほっとしたところで、私はなぜかワルター・ベンヤミンの「歴史の天使」の記憶をたぐり寄せ始めました。彼は上方に向かって強い風で押し流されているけれど、彼の体の前面は下方を向いていて、彼には自らが向かう先にあるものが何も見えない。彼が見ることを許されているのは自らがすでに通り過ぎた空間だけなのです。

未-知や非-知に対して自らを開くこと…

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